新潟大学 研究企画室 –URA–

Vol.2 大坪 研一 教授

Vol.2 2014年12月 8日 大坪 研一 教授 自然科学系 (農学部) ※ 現在は、新潟薬科大学に所属

20150114_User_02_Otsubo_HP_1 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP)『次世代農林水産業創造技術』の『機能性農林水産物・食品による脳機能活性化に着目した科学的エビデンスの獲得及び次世代機能性農林水産物・食品の開発〈技術提案型〉』で申請支援を行いました,自然科学系 (農学部) 大坪研一 (おおつぼ けんいち) 教授にお話を伺いました。

大坪 研一 先生の研究テーマ

大坪研一先生は,米の食味,品種判別,加工利用など,米の機能性研究の第一人者としてご活躍されており,今回の SIP では『脳機能活性化効果の期待される米などの農林水産物・食品の開発』を研究目的とした異分野融合研究の研究代表を担われています。また、産学地域連携推進センター長と (兼任) シニア URA を務め,新潟県が主催する米粉の普及促進を検討する『米粉競争力強化検討会』では座長を勤められるなど,産学官連携活動でもご活躍されています。

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SIP 申請について

久間木まず, URA が申請支援を行わせて頂いた SIP の研究課題についてお聞かせ下さい。

大坪先生この SIP は社会的に,特に求められている重要な課題に取り組む省庁横断型のプロジェクトです。新潟大学 農学部,脳研究所,越後製菓 (株) が参画した医農連携・産学連携の異分野融合のチームで,認知症予防機能を持つ,毎日食べられる美味しい機能性食品の開発を目標としています。まずは認知症予防効果を持つ機能性米の開発で成果を出したいと思います。この申請ですが,新しい事業で,公募開始まで自分が応募出来る分野があることを知りませんでした。URA から情報を得て,チーム作りからサポートして頂いたお蔭で,締切りまで 1 ヶ月,実際の作業時間は 2 週間強と非常に短期間でしたが,申請することができました。申請書作成では特に作図や,申請登録など事務手続きもサポートして頂きました。ヒアリング資料の図は,ほぼすべて作成してくれましたね。資料は当日持込みでしたが,一目で我々の提案内容が伝わり決め手となったと思います。本当に時間が無い公募で,周辺研究者でも (締切りまで 1 ヶ月という短期では) 時間が足りず申請出来なかった,という話を聞きました。

久間木諸先生のチーム内での役割と連携が明確に示され,且つ大坪先生の的確な申請技術 (?) だからこそ短期間でも申請が可能であった,と感じております。ヒアリングに URA は初めて参加させて頂くなど,大変勉強させて頂きました。

大坪先生久間木 URA が農芸化学分野出身で,元々私の研究をよく理解してくれていたこと, URA として医歯学系の研究内容も把握していることから,今回の適切なチーム作りができたと思います。

久間木今後ますます研究分野の融合が必要となっていくと思いますので,今回のようなチーム作りにも URA が積極的にお役に立ちたいと考えています。SIP では,先生が産学連携活動を活発になされおり,これまで進めて来られた共同研究が生かされているかと思います。今後産学連携を進めたいと考える研究者にアドバイスなどがありましたらお願いします。

大坪先生研究成果を分かり易く噛み砕いて外部に発信することが重要だと思います。また,その情報を外部の人が検索し易いシステムが作られると良いと思います。「長岡うまい米コンテスト (2014 年 11 月開催)」では全 6 回,審査員長を務めていますが,今年は研究室としても参加しました。学生が審査員に加わると先方にも喜ばれますし,会場でポスター展示をすることで,研究を知ってもらうことにも繋がっています。実際,大学には色々なタイプの先生が居て良いのだと思います。私は比較的実用面に力点が置かれる産学連携に携わっていますが,逆に基礎が得意な先生もいらっしゃる。プロジェクトによって基礎と実用化の分野が組めば良いと思います。新潟大学は総合大学という利点を生かし,ヘテロジーニアスに教育・研究・地域貢献で盛り上げて行けば良いと思います。

久間木URA が行えることを考えて行きたいと思います。


今後の新潟大学 URA に求めること

久間木大坪先生には URA 事業開始時より (兼任) シニア URA としてご活躍頂いております。今後の新潟大学 URA に求めることをお教え頂けますでしょうか。

大坪先生URA には自信とやりがい,仕事の意義を持っていて欲しいと思っています。老 (わたしのような・笑)・壮・青年など色々な世代が入って,経験と知識,人脈を活かし,継続的に活動できる組織になって欲しいと思います。また,今後も SIP のような異分野融合の申請ですぐにチームが組める様に,学内の研究情報を URA が集約すると,研究者はそこに聞けばわかるというようになり効率が良いですね。外部資金や外部のニーズに関する情報も集約し,情報発信から共同研究推進へ立体的に活動して頂きたいと思います。例えば,当該プロジェクトの狙い,基礎・応用のどの段階で何が求められているのかなど,分かり易く研究者に伝えて頂けると助かります。


今後の SIP 研究について

久間木最後に,今後の SIP でのご研究の展開について教えて下さい。

大坪先生SIP では,まずは,新潟県内で組んだ農,脳,食のチームで,「認知症予防機能を持つご飯・商品を開発する」という具体的な成功例を出したいと思います。将来は,米どころで米の加工にも強い新潟の地の利を生かして,中国,韓国,フィリピン,台湾など,アジアへも事業を発展させて行ければと思います。また,今回の連携によって,脳研の西澤先生,池内先生にご参加頂けることに大変感謝しています。

URAこの SIP 事業を元に益々研究が発展されることを願っております。本日はありがとうございました。

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