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新大ブックサロンを開催しました。

2023.03.03|創造的研究

2022年12月から2023年2月にかけて、人文社会科学分野を中心とした研究の活性化と、研究成果公開の促進を目的に「新大ブックサロン」を開催いたしました。これは、本学の研究者がここだけの出版秘話を語るブックトーク&ポスターの二本立てのイベントです。
初開催となる今回は、令和4年度の「新潟学術出版奨励賞」を受賞した3名の研究者、中本真人准教授、真水康樹教授、山本真敬准教授(いずれも人文社会科学系)に登壇いただき、受賞図書出版の道のりを語って頂きました。

2022年12月16日にオンラインで行ったブックトークは、教員、学生、職員など幅広く約40名の参加者が集まる盛況となり、本学の人文社会科学分野の研究への関心の高さが伺えました。
3名の登壇者には、自ら作成したブックポスターに基づいて受賞図書の魅力を語って頂くとともに、出版のための苦労の乗り越え方、出版社との出会い方、「分厚くて難しい」印象のある学術図書を読むためのアドバイスなど、参加者からの質問に丁寧に答えて頂きました。
学術図書は研究者の長年の研究成果をまとめあげたものであり、一冊の本が出来上がる過程についてお話を伺うことは、研究者として日常的に行っている研究・教育の積み重ねの歴史の一端を知ることにもなります。URAとしても人文社会科学分野の研究のあり方や、研究を次に進め続けるための姿勢を知ることができる大変貴重な時間となりました。

並行して、2022年12月9日から2023年2月27日まで、以下の三か所にて、ブックトークでも使用した受賞者3名作成のブックポスターの巡回展示を行いました。
<展示場所>
・新潟大学中央図書館(ライブラリーラウンジ・2階入り口前スペース)
・医歯学図書館(ライブラリーサロン)
・駅南キャンパスときめいと

中央図書館でのポスター展示の様子(左:ライブラリーラウンジ・右:2階入口前スペース)

人社系の研究者が多く集まる五十嵐キャンパスを飛び出し、旭町キャンパスや新潟駅前を含め、3か月という長きにわたって展示を行うことで、分野や所属を問わず、幅広い本学関係者の目に留まることになりました。
2月の駅南キャンパスときめいとの展示では、同じ建物内にあるジュンク堂書店新潟店様にて、関連コーナーを展開して頂き、本学の研究成果をより多くの方に知って頂く機会となりました。

左:医歯学図書館でのポスター展示 右:「ときめいと」でのポスター展示

本イベントは研究推進機構と附属図書館の共催として行われ、イベント開始とあわせて附属図書館には学術出版奨励賞の棚が設置されました。こちらはイベント終了後も設置が続きます。
また、ブックポスターの一部は、今後も新潟大学学術出版奨励賞のウェブページにて閲覧可能です。

今後もURAでは、人文社会科学分野を中心とした研究活性化に寄与する活動を継続して参ります。

ジュンク堂書店新潟店における関連コーナー展開
中央図書館 新潟大学学術出版奨励賞コーナーの様子